住まいるリノベーション

お客様の声

2024.07.20

製紙用チップ製造から、SDGsな会社へ 新社長のスタートと一緒にリノベーション


●築年数/20年
●工期/3ヶ月
●社屋
●引っ越しの有無/無
●補助金活用金額/0円

BEFORE

AFTER

新社長に代代わりし、社屋も新装

南信チップセンター様は飯田市伊豆木の山麓に位置する、木材のリサイクル会社です。森林整備や木材の端材をリサイクルし、社会が再生エネルギーをより効率よく使えるように様々な分野に納入しています。
会社は昭和58年創業で、先代社長(現会長)が創業しましたが、2代目の新社長に交替するのを機会に、社屋を全面改築し、会社と一緒に新スタートを切りました。

全面改築ですが、土台はそのまま活かして、一部従業員用トイレを増設するなどして、まったくの新築物件に見えます。

重機と丸太材に囲まれた新社屋


社屋の周りは、丸太材や、バイオマスチップの原料がうず高く積まれ、大型重機がまるで巨大なロボットのように忙しく働いています。

そんな中で2代目社長さんにインタビューさせていただきました。

大きな窓から見える木材の山


――事務所の窓から見える重機や木材の景色がすごい迫力ですね!
「はい。この景色が当社の主要部分になりますので、大きな窓をつけてもらって、絵のように眺めることができるオフィスになりました。」

――この大量の木材は何に加工されるんですか?
「以前は、ほとんどが製紙原料チップで、主に製紙メーカーさんに納入していました。
しかし、東北震災の後、国から再生エネルギーをより多く使いたいという方針がありまして、再生エネルギーというのはたとえば、太陽光、風力、地熱などがありますが、そのなかに《バイオマス発電》というのも含まれます。
バイオマスというのは生物由来のエネルギーという意味で、うちの会社がバイオマス(チップ)を製造し、発電所へ納品され、そこで燃やしてエネルギーにする。
これで石炭や石油の削減にかなり貢献していることになります。」

丸太から考えるエコの社会


――こんなにたくさんの丸太が積まれていますが、燃やすなんてもったいないみたいです。
「丸太にはランク付けがあり、建築に向く製材のための木材、それより若干劣る、ベニアや合板などを作るための木材、そしてそのランクに満たない低品質の木材もあります。
山林を管理するうえで間伐というのはとても大事な作業になり、品質の良い木材を育てるために、優先的に低質材を間伐するので、どうしても低質材がたくさん出てしまうんです。
これらは貴重な森林資源ですから、当社で有効利用します。」

――なるほど!まさに日本のエコを守っている会社なんですね!

とても使い勝手が良くなりました。


――リフォームはどうやって進めましたか?
「最初、従業員用の外設置のトイレが欲しくて、あとは事務所の間取りも使い勝手が悪かったので、いろいろと相談していました。」

――一見して新築に見えますね。
「元の事務所の外側にトイレ増設して、エントランスの部分も外側に増築したので、まったく新しい社屋になり、さらに広くなったのでとても使い勝手が良くなりました。」

窓からの景色が絵のようです


――この玄関横に設置されたミーティングルームも増設なのですか?とてもおしゃれですね。
「はい、窓を開けると、緑の森がそのまま裏庭みたいになってるので絵みたいで気に入ってます。
この大きなモニターは工場内をすべて監視できるカメラとつながっていて、セキュリティも考えています」

――改築してみて感想はどうですか?
「申し分ないくらい快適になりました!断熱もしっかりやったし、サッシも良いのを入れたので、肌感覚で冬あたたかく、夏涼しく過ごせてると思います。
リフォームと同時にエアコンも全部入れ替えたし、照明もLEDにしたのでトータルで見て省エネ効果があると思います」


社屋の北側から見た外観です。


加工場に大量に積まれた木材チップ。


オフィスに対面した社長席


明るく光が差し込む設計に。


給湯室、トイレなどへつながる裏玄関


トイレもきれいに新設しました

【担当者ひとこと】


きっかけは、担当者とお施主様の子ども同士の関わりからお話が進み、 新規一転という想いから「全面的にイメージを変えたい」そんなご要望からリノベがスタートしました。
営業しながらの工事でしたので、受付場所を一時的に変更していただいたり、連休を交えて休業期間をいただき、 短期集中で仕上げ工事を実施したりと、お施主様にはご不便とご協力をいただきながらも完成することができました。
内部と外部のパース提案で「イメージ通りの仕上がり!」とお褒めの言葉をいただくことができました。 誠にありがとうございました。

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